新潟大学医歯学図書館(旭町分館)のあゆみ
1.医歯学図書館(旭町分館)の沿革
新潟大学医歯学図書館(旭町分館)は、医学部、同附属病院、歯学部、同附属病院、脳研究所及び医療技術短期大学部を奉仕対象とする複合分館である。分館名は所在地の町名を冠したものである。
医歯学図書館(旭町分館)は、医学部の前身である新潟医科大学(大正11年3月設置)の附属図書館として、昭和4年に鉄筋コンクリート造3階建ての書庫が出来上がり、ついで2階建ての閲覧室、事務室棟が昭和5年に完成した。
図書館業績の面でも優れたものがあり、昭和2年11月10-11日、現日本医学図書館協会に発展した第1回医科大学附属図書館協議会が新潟医科大学附属図書館初代館長宮路重嗣教授の提唱により新潟において開催された。
昭和6年9月、「医科大学共同学術雑誌目録」が、新潟医大の渡辺正亥司書の編集で発行された。現「医学雑誌総合目録」初版である。「医科大学医書総合目録」昭和24-31年刊の誕生も新潟であった。
昭和57年に医歯学図書館(旭町分館)の新築(建物面積2,741m2)が完成し現在に至っている。2.現状と課題
平成12年、医歯学図書館(旭町分館)の長年の懸案であった増築が実現した。面積もおよそ1.5倍となり放送大学新潟学習センターと合築され、生涯学習時代の拠点となるべく期待されている。増築と共に、既設部分も全面的に改修し、時代に対応した生命科学図書館として生まれ変わった。増改築の基本的目標としたところは以下の3点である。
以上3つの基本方針により、新しく (1)マルチメディアホール (2)地域医療情報・生涯学習室 (3)国際医療情報・留学生用資料室 が設置され、情報機器の設置、関連資料の収集を始めたところである。
- 医療情報ライブラリーセンターとしての機能
- 地域医療情報提供・生涯学習支援センターとしての機能
- 国際医療情報提供・留学生用資料センターとしての機能
収容可能冊数も現在より10万冊増え30万冊となり、閲覧座席数は現在の約倍となり260席となった。
以上のように、医歯学図書館(旭町分館)は全国の医学図書館の中でも有数の施設となったが、これからはその中身の充実が課題である。24時間開館も実施されたので学術雑誌の集中化を実現し研究の中核としての役割を果たさなければならない。また、専門書と共に一般教養書の充実も必要であり、地域の資料、国際関係の資料も今後収集していかなければならない。
さらに、今回の増築の中心的課題である医療情報センターとしての機能の実現には、学内の他機関との連携を深めながら地区の共同利用機関として、情報の収集と提供を行うと共に、情報リテラシー教育の支援にもその役割が求められている。時代にマッチした図書館として、大学や地域にとって必要な存在になるべく今後いっそうの努力が必要である。
【関連事業】
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