『佐渡金山図絵』は金山の様子や町の人々の暮らしを絵巻風に描いたものである。
ここでは「小判所ニ而焼延金之図」の画像を掲載した。画面左手前では竹を割ったよ
うな鋳型に吹溶かした地金を流して竹流金を仕立てている。画面左手中段では延金床
で延金大工が竹流金に塩をつけながら吹なましており、その上方では吹大工たちが鉄
床の上に竹流金をのせて所定の厚さに打ちのばし、延金に仕立てる様子が描かれてい
る。画面右手では小判所にて小判所役の監督のもとに筋見たちが判合わせをおこなっ
ている。本資料ではこの後小判になるまでの工程が順次描かれていくことになる。