常設展示

常設展示では、新潟大学における学術研究の歴史を伝える貴重な資料を展示・公開しています。

展示館1階

自然・技術の歩み展示室

理学部 災害・復興科学研究所

テーマ:「新潟の稀産植物」・「新潟の地質」

 「新潟の稀産植物」コーナーでは、珍しい植物を紹介しています。なかには絶滅の危機に瀕しているものもあり、 自然がいかに移ろいやすく、また貴重なものであるかを私たちに教えてくれています。
 「新潟の地質」コーナーでは、岩石中に含まれる化石や鉱物、それらと私たちの生活との関わりについて紹介しています。
 新潟大学では、災害・復興科学研究所を拠点に、地域に密着した自然災害の研究に取り組んでいます。 1964年新潟地震の被害と地盤の関係についての展示を行っています。

歯学部

テーマ:「歯科医療の歴史」

 歯科医療の近代史として、江戸時代から昭和初期における歯の治療や口腔衛生に関する資料を紹介しています。
 歯茎の部分が木で作られた入れ歯は、江戸時代〜明治のものと考えられていますが、前歯には天然の歯が使われるなど精巧に作られており、 貴重な資料となっています。
 その他にも、お歯黒用具や、お歯黒をした女性の希望で使われていた黒い色の人工歯、 大正の末から昭和初期の歯科医学書と口腔衛生に関する患者さんへの説明図など、当時の歯科医療を垣間見ることのできる資料がそろっています。

お歯黒用具

お歯黒用具

お歯黒は、平安時代には成人した貴族女性の身だしなみとして、江戸時代には既婚女性の証として行われていました。

工学部・人文学部(心理学)

テーマ:「近代の科学・技術の礎」

 旧制学校時代の実験器具の整理を行うことで、科学・技術教育の原点を紹介しています。 展示品には、レントゲンが作ったX線管球やキュウリー夫人が放射能の研究に使った象限電気計など歴史的機器が多数あります。 また、記憶実験器(実験心理学)やカムなどの機械要素部品等も展示しています。 これらの器具は当時の職人技が見て取れ、直接触れることで、新たな感動が呼び起こされます。

キルヒマン式混色器

左:驚盤
右:キルヒマン式式混色器

写真左:驚盤(ストロボスコープ) 上部の円筒を回転させ、窓を覗くと中の絵が動いているように見える。映画の原型として位置づけられる装置。
右:キルヒマン式混色器(色彩混合器) 円盤上の色紙を回転させることによって混色を生み出す装置。


    旧制学校時代の実験器具のホームページ


展示館2階

人類史展示室

医学部・人文学部

 医学部の故・小片保教授が収集した1,800体にのぼる人骨標本は、日本では有数なコレクションで、そのうち縄文人骨が約400体、古墳人骨が約300体あるのが特徴です。
 「人骨の変遷」コーナーでは、実物資料で縄文から弥生・古墳・中世・近世・現代の各時代の標本を紹介しています。
 また、新潟県内初出土の壷形埴輪などの新潟県内の資料を中心に、旧石器時代から縄文・弥生・古墳時代に至る原始・古代の資料も紹介しています。 「体験コーナー」では、貝塚の貝殻、黒曜石原石、木製品、製錬滓、に手を触れてみることもできます。

佐渡市藤塚貝塚出土縄文中期壮年女性頭蓋骨

佐渡市
藤塚貝塚出土
縄文中期
壮年女性頭蓋骨

壷形埴輪

壷形埴輪
新潟県南魚沼市
飯綱山古墳群
10号墳出土

企画展示室

 年3回程度、様々なテーマで企画展を開催しています。