ワークショップで築いた灯り展
2025年10月24日(金)~2025年12月25日(木)

本企画展は、市民参加型のワークショップを取り入れた空間演出作品です。 参加者には、「住みたい街」 をテーマに、スクラッチという描画技法を使って作品を制作してもらいました。令和6年に開催した西区アートフェスティバル (黒埼市民会館) で行ったスクラッチワークショップで制作された80点の作品に加え、令和7年に新潟市西区内野町で開催した「うちのアートプロジェクト」でのワークショップで提供された作品を用いて、集合体としての光のオブジェや、ペンダント照明などとして構成しています。
展示の演出方法としては、当館で5月に開催した「Material『灯り』展」で使った光源制御技術を活用し、作品が順次照らし出される仕掛けを設けています。 これにより、 光と作品の連動による動きや変化を楽しめる仕掛けになっています。 また、 工学技術と芸術表現の融合を模索する中で、光を使った時間軸で変化する表現の可能性も追求しています。 インタラクティブな仕組みや、鑑賞者と作品の関係性を考えながら、ゼミの学生とともにデザインや制御方法について検討してきました。 これらの技術やアイデアは、 街の賑わいや彩りを創り出すことにも役立っています。
本企画展では、 その一部を再構成し、 皆さまにご紹介いたします。 会期中、ギャラリートークと合わせてワークショップの実践も紹介いたします。
橋本 学(はしもと まなぶ)
新潟大学人文社会科学系教授。担当学部は工学部人間支援感性科学プログラム、教育学部美術科。
研究分野は、用と美との融合表現、芸術工学、商用デザイン。
研究活動は、地域と連携したアートプロジェクトの実践に主軸を置き、地域の子ども達の表現をサポートする造形ワークショップや、工学技術を用いた時間軸で変化する空間造形作品を発表している。主な出展は、「大地の芸術祭」、「水と土の芸術祭」、「喜多方・夢 アートプロジェクト」、「アートクロッシングにいがた」等。デザインワークとしては校章デザイン、企業ロゴマーク、 日本酒のパッケージデザイン等を手掛け、それらデザイン的な思考を授業内外で展開している。
企画展概要
会期
2025年10月24日(金)~2025年12月25日(木)
会場
新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室
(〒951-8122 新潟市中央区旭町通2番町746)
開館時間
10:00~12:00、13:00~16:30
※12:00~13:00は閉館します。
休館日
日・月曜日
企画・運営
主催:新潟大学旭町学術資料展示館
関連イベント
作者によるギャラリートーク
展示作品作者による作品解説などを行います。
日時
2025年10月25日(土)、11月8日(土)、11月22日(土)、12月6日(土)、12月20日(土)
各日 13:30~14:30
会場
新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室
(〒951-8122 新潟市中央区旭町通2番町746)
解説者
橋本 学(新潟大学人文社会科学系教授) 他
参加方法
申し込み不要。直接会場にお越しください。
参加費
無料