建物について
建物について(旧新潟師範学校記念館)
新潟大学旭町学術資料展示館建物は、旭町キャンパスに所在し、1929年(昭和4年)に「新潟師範学校記念館」として建てられ、その後も児童博物館などに利用されてきました。新潟市域に現存する昭和初期の鉄筋コンクリート造の建物としては最古級の建物です。このことにより、2005年(平成17年)11月、展示館建物は国の登録有形文化財となりました。2021年(令和3年)には外壁等の改修工事を行い、窓の意匠を創建当時の設計図や写真を元に再現しました。
建物外観は1階から2階まで通した柱形や、縦長の窓割りによって上昇感を表すほか、正面中央部の柱を高くして左右対称を強調しており、昭和初期に日本で流行した「ネオ・ゴシック様式」の特徴をよく伝えています。スクラッチタイル貼りの壁面や、館内階段などに見られる造作の美しさは、当館の見所になっています。
名称 | 新潟大学旭町学術資料展示館(旧新潟師範学校記念館) |
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設計・施工 |
清水組(現・清水建設株式会社) |
構造 | 鉄筋コンクリート造2階建 |
様式 | ネオゴシック様式 |
延床面積 | 266m² |
竣工 | 1929年(昭和4年) |
改修 | 2021年(令和3年) |
所在地 | 〒951-8122 新潟県新潟市中央区旭町通2番町746 |
管理者 | 国立大学法人新潟大学 |
文化財指定等 | 国登録有形文化財(建造物) 2005年11月登録 登録番号第15-0187号(文化庁) |