新潟大学旭町学術資料展示館

概要

展示館の概要

新潟大学旭町学術資料展示館は、新潟大学の研究・教育を通して収集・蓄積された標本類、実験器具、考古資料等の貴重な学術資料を広く公開する大学博物館です。

新潟大学は戦後の学制改革に基づき1949年(昭和24年)に開学しました。「官立新潟師範学校」、「新潟医学校」を始め、各学部の前身となる教育研究機関は、明治から大正にかけて打ち立てられたものです。

1999年(平成11年)、新潟大学創立50周年を記念して、大学の長い歴史の中で蓄積されてきた貴重学術資料を一堂に公開展示する展示会が開催され、好評を得ました。この展示会での展示をベースに、新潟大学総合博物館設置に向けての足がかりとして、大学所蔵の貴重学術資料を広く学内外に公開することを目的に、2001年(平成13年)12月に「新潟大学旭町学術資料展示室」(通称:あさひまち展示館)が設置されました。2004年(平成16年)4月、「新潟大学旭町学術資料展示館」に名称を変更し今日に至っています。

2022年(令和4年)10月、文部科学大臣から「博物館に相当する施設」の指定を受けました。この指定により当館は博物館法の適用を受ける施設になりました。企画展等の活動を通じて、より一層教育・研究及び地域社会への貢献に努めてまいります。

展示館前景

沿革

1926年(大正15) 新潟師範学校50周年記念式典が挙行され、記念館建設を発表
1929年(昭和4) 6月

新潟師範学校記念館落成
児童教育博物館等として利用

1946年(昭和21) 師範学校改組により、建物が財団法人に寄附される
1949年(昭和24) 5月 国立大学新潟大学が開学
新潟大学教育学部図書分館として利用
1966年(昭和41) 新潟大学医学部動物学教室として利用
1968年(昭和43) 教育学部で利用
1994年(平成6) 放送大学新潟教育センターとして利用
1999年(平成11) 新潟大学50周年
各部局所蔵の貴重学術資料が一堂に会する公開展示会が開催され、これを契機に総合博物館建設の機運が高まる
2001年(平成13)
12月1日
新潟大学旭町学術資料展示室(通称:あさひまち展示館)開館
2003年(平成15) 3月 ボランティア組織「あさひまち友の会」発足
2004年(平成16)
4月1日
国立大学法人新潟大学発足
新潟大学旭町学術資料展示館に名称変更
2005年(平成17) 11月 新潟大学医学部(旧新潟医学専門学校)赤門・煉瓦塀とともに国の登録有形文化財となる
2011年(平成23)
9月23日~10月7日
開館10周年記念特別展示「新潟大学所蔵貴重学術資料公開展示会」を新潟県民会館にて開催
2020年(令和2) 3月 佐渡貝塚群(堂の貝塚)出土人骨が新潟県指定文化財となる
2020年(令和2) 11月 改修工事着工
2021年(令和3) 3月 改修工事完了
窓の意匠が創建当時のものに復元される
2021年(令和3) 6月 リニューアルオープン記念式典
2022年(令和4) 10月 博物館法における「博物館に相当する施設」に指定される

「あさひまち展示館友の会」について

新潟大学旭町学術資料展示館の活動は、「あさひまち展示館友の会」ボランティアに支えられており、会員の皆さんそれぞれが得意なことを日々の活動にいかしていただいています。