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企画展「中村恭子日本画作品展「書割少女」」

舞台背景装置の書き割りのような日本画の平面図形が連なる風景表現は、素朴な遠・近概念を問題にしない。むしろ平面の裏側が無いということ——知覚世界の外部(そとがわ)——を見据えていたのではないか。
まるで紙人形の割り箸が裏に控えていることをあえて示す、ペラペラの書き割りであることは、決して世界を台無しにするものではない。
遠近法の視中心を通って引かれる線上で、あらかじめ設定されてしまう収束点としての、この世のあらゆる傾向から徹底回避する、外部への意志をその身に備えること。
書き割りの少女性は、知覚世界の外部を意識する肉体の留守模様である。

【中村恭子 プロフィール】
2010 東京藝術大学大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域博士課程修了
2020 新潟大学人文社会科学系創生学部 特任助教(~2021.5)
現在 九州大学大学院芸術工学研究院 助教

[ウェブサイト]

展示期間 2022年1月8日(土)~2月12日(土) (休館日:月・火曜日)
会場 新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室
開館時間 10:00 ~12:00, 13:00~16:30
主催 新潟大学旭町学術資料展示館

関連イベント「覆される接続」
(「中村恭子日本画作品展 書割少女」記念公開シンポジウム)

会場 新潟市美術館講堂(参加費無料・先着50名)
日時 2022年1月9日(日)13:30-15:30
登壇者 郡司ペギオ幸夫 (早稲田大学 教授 [生命基礎論])
塩谷賢 (早稲田大学 非常勤講師 [哲学])
勝村真光 (装雅堂 表装師 [表装])
中村恭子 (九州大学 助教 [日本画] )
主催 九州大学・早稲田大学ほか
その他 詳細・問い合わせ先は[中村恭子ウェブサイト]をご覧ください。