21世紀に入って日本では、新潟や瀬戸内、横浜、愛知などで次々と地域と密着した芸術祭が開かれるようになり、
また韓国、台湾、中国、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア…東アジアの国々でも現代アートを中心とする
大規模芸術祭が続々と開かれています。これらの特徴は、開催地の地元へのアートによる働きかけを目的のひとつに掲げること。
この特徴は、多くの芸術祭が公式グッズを製作・販売していることにもよく表れています。
本企画展では、新潟県十日町・津南地域を会場とする「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」をはじめ、
国内外の芸術祭で集めた公式グッズから、地域の再生・振興を目的とする芸術祭がどのように地域に働きかけているかを考えます。
どこの芸術祭でも見かけるTシャツやトートバッグなどからも、芸術祭ごとに地域との関係に違いがあることが見えてきます。
終わっても面白い、芸術祭のもう一つの楽しみ方をご提案します。
会場 | 新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室 |
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会期 | 2023年5月3日(水)~2023年6月4日(日) ※毎週月・火曜日は休館です。 |
開館時間 | 水曜日~日曜日 10:00 ~12:00, 13:00~16:30 |
主催 | 新潟大学旭町学術資料展示館 |
共催 | 比較芸術祭研究会 |
協賛 | 地域内発力研究会(科研費:21H00638) |
協力 | NPO法人越後妻有里山協働機構 |
本展の企画担当教員による展示解説を行います。展示の見どころのほか、「大地の芸術祭」と「中之条ビエンナーレ」はともに中山間地域の振興を目的に創設されながら、グッズに違いが出るのかなどについてお話しします。
日時 | 2023年5月20日(土)14:00-14:30 |
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会場 | 新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室 |
講師 | 寺尾 仁 (新潟大学人文社会科学系フェロー) |
参加方法 | 申し込み不要。直接会場にお越しください。 お問い合わせ:寺尾研究室 |
本展の企画担当教員3人による鼎談を行います。芸術祭とは何か、その目的や経緯、作家と作品、一見したところ新奇に見える作品が美術の伝統を踏まえていること、作品が美術館外の空間で制作・展示されることの意味などについてお話しします。
日時 | 2023年5月30日(火)16:30-18:00 |
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会場 | 新潟大学五十嵐キャンパス 総合教育研究棟B棟 5階多目的ルーム 企画展会場と異なりますのでご注意ください。 → 五十嵐キャンパスの建物配置図はこちらのリンクからご確認ください。(S10の建物です) |
講師 | 寺尾 仁 (新潟大学人文社会科学系フェロー) 田中 咲子 (新潟大学人文学部・教育学部教授) 棒田 恵 (新潟大学工学部准教授) |
参加方法 | 申し込み不要。直接会場にお越しください。 お問い合わせ:寺尾研究室 |
注意事項 | 五十嵐キャンパスの駐車場はご利用になれませんので、公共交通機関をご利用ください。 |