新潟大学旭町学術資料展示館

企画展

Material「灯り」展—From the Hashimoto Laboratory

2025年5月10日(土)~2025年7月5日(土)

自然環境においては、日が昇り沈む過程での光の波長の変化や、昼夜の明るさによって多様な景観が映し出されます。例えば木漏れ日や夕焼けなど、時間の経過に伴って変化する光の風景はとても魅力的です。新潟大学・橋本学研究室では、こうした現象を工学的な制御技術を駆使して表現に繋げ、作品として具現化することに取り組んできました。また、時代の変遷に伴い、生活空間で使用される光源の素材も大きく変化しました。教材の面では、パソコンの普及やLED素材の発展、プログラミング教材として広く利用されている手頃な価格の小型マイコン(Arduino)の存在が挙げられます。工学技術と芸術表現の融合の可能性を探求する中で、光を用いた時間軸に沿った表現の可能性について実社会での展開を目指し、インタラクティブな要素や鑑賞者と作品との関係性を考慮しながら、学生とともにデザイン設計や制御方法を検討しています。

本展覧会では、マイコン制御にて時間軸で変化させた光源を用いたインスタレーション作品や光と影をテーマとしたプロダクトで構成します。

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橋本 学(はしもと まなぶ)
新潟大学人文社会科学系教授。担当学部は工学部人間支援感性科学プログラム、教育学部美術科。
研究分野は、用と美との融合表現、芸術工学、商用デザイン。
研究活動は、地域と連携したアートプロジェクトの実践に主軸を置き、地域の子ども達の表現をサポートする造形ワークショップや、工学技術を用いた時間軸で変化する空間造形作品を発表している。主な出展は、「大地の芸術祭」、「水と土の芸術祭」、「喜多方・夢 アートプロジェクト」、「アートクロッシングにいがた」等。デザインワークとしては校章デザイン、企業ロゴマーク、 日本酒のパッケージデザイン等を手掛け、それらデザイン的な思考を授業内外で展開している。

企画展概要

会期

2025年5月10日(土)~2025年7月5日(土)

会場

新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室
(〒951-8122 新潟市中央区旭町通2番町746)

開館時間

10:00~12:00、13:00~16:30

※12:00~13:00は閉館します。

休館日

日・月曜日

企画・運営

主催:新潟大学旭町学術資料展示館

関連イベント

作者によるギャラリートーク

展示作品作者による作品解説などを行います。

日時

2025年5月10日(土)、5月24日(土)、6月7日(土)、6月21日(土) 各日 13:30~14:30

会場

新潟大学旭町学術資料展示館 2階企画展示室
(〒951-8122 新潟市中央区旭町通2番町746)

講師

橋本 学(新潟大学人文社会科学系教授) 他

参加方法

申し込み不要。直接会場にお越しください。

参加費

無料

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