■1-1.電子ジャーナルの基本■
電子ジャーナルとは、「オンラインジャーナル」「EJ」とも呼ばれる、
インターネット上で提供されている雑誌のことです。
新潟大学で利用できる電子ジャーナルは、「冊子体とは別に電子ジャーナル契約をしているもの」、「冊子体購読者は無料でアクセスできるもの」
「フリーアクセス(無料)のもの」があります。
冊子体の雑誌と比べると以下のような特徴があります。
| 電子ジャーナル | 冊子体 |
| 時間 | ○ 24時間365日いつでも利用可能 | △ 図書館・図書室の開館時のみ |
| 検索機能 | ○ 全文検索機能や相互参照等を利用できる | △ Indexを利用してタイトル・著者の検索 |
| 速報性 | ○ 最新号を即座に見られる | △ 遅延や欠号の可能性がある |
| 見やすさ | △ 冊子体に比べて劣る場合がある | ○ 見やすい |
■1-2.電子ジャーナルの認証方式■
電子ジャーナルの利用者の範囲は、「
新潟大学教職員、大学院学生、学部学生及びその他新潟大学内において教育、研究に従事する者」
とアグリーメントで規定されています。では、「新潟大学に所属している」ということを、提供元ではどのように認証しているのでしょうか。
認証方式には「IPアドレス方式」と「パスワード方式」の2つがあります。
- IPアドレス方式
- 多くはこちら。新潟大学のIPアドレスを予め登録しており、
利用者は手続きなしでフルテキストにアクセスできます
- パスワード方式
- 利用者がフルテキストにアクセスする際に、ユーザーネームとパスワードを入力します
※パスワードは
こちら
から確認いただけますが、学外者への提供は禁じられておりますので、取り扱いにはご注意ください。
■1-3.ファイル形式について■
電子ジャーナルのフルテキストは、主に
「HTML」ファイル、
「PDF(=Portable Document Format)」ファイルで提供されています。
「HTML」は、PDFと比べファイルサイズが小さいので表示・印刷が速いといった特徴があります。
また、参考文献のリンクから、次々と他の関連文献をたどることができます。
「PDF」は、プリント版のイメージどおりに表示・印刷することができるため、印刷に適しています。
ただし、「PDF」を利用するにはAdobe Readerが必要となります。このソフトウェアは
Adobe社のサイト
で無償提供されていますので、そちらでダウンロードしてください。
■1-4.提供元による特徴■
- 出版社系
- その出版社のタイトルを、全タイトル※もしくは分野ごとのパッケージとして提供しています。
(※新規タイトル、版権移動のタイトル等一部提供されないタイトルもあります )
新潟大学で提供している出版社系の電子ジャーナルには、ScienceDirect、SpringerLINK、Wiley InterScienceなどがあります。
- アグリゲータ系
- 「アグリゲータ」とは、
多くの出版社の電子ジャーナルを包括的に収集・提供するサービスを行う業者
のことです。
アグリゲータ系サービスでは、提供する論文数も多く、
さまざまな出版社から収集するためある分野のジャーナルを網羅的に収集することができます。
その反面、欠点として、抄録のみのタイトルやEmbargo(掲載遅延期間)が設定されているタイトルも含まれており、
最新号が見られないことがあります。また、タイトルの入れ替えが頻繁に行われますので、
以前アクセスできたタイトルがリストから消えているということが起こります。
新潟大学で提供しているアグリゲータ系電子ジャーナルには、ProQuestとEBSCOhostがあります。
このほかに、タイトルごと個別契約している電子ジャーナルがあります。これは、サイト別一覧には掲載しておりません。
利用される場合は
「ABC順リスト」
からお入りください。
電子ジャーナルが一体どのようなものであるか、簡単に説明してみました。
それでは、実際に電子ジャーナルを利用してみましょう。
■3-1.基本は「ABC順リスト」から■
「ABC順リスト」とは、
新潟大学で契約している電子ジャーナル
のタイトルリストのことです。このリストは電子ジャーナル関係のどのページからもアクセスできるようになっており、画面上部にあるタブ中の
[ABC順リスト]
をクリックすると別ウィンドウで現れます。
さて、電子ジャーナルの利用方法ですが、電子ジャーナルを利用する人の多くは、「自分の専門分野にはどのような雑誌があるか知りたい」「○○という雑誌の△巻◇号のこの論文が読みたい」という要求をもっていると思われます。
- @自分の専門分野にはどのような雑誌があるか知りたい
- 「ABC順リスト」の画面には「検索条件」テキストボックスがありますが、これは
タイトルの一部をキーワード
として検索しますので、 主題を検索する場合には向きません。ここでは、画面上部の「
主題分類
」のタブをクリックしてください。 「件名を選択してください」というプルダウンリストから主題分類を選択してタイトルリストを表示できます。
- A○○という雑誌の△巻◇号のこの論文が読みたい
- あらかじめ雑誌のタイトルが分かっている場合です。この場合は、「
検索
」タブを選ぶか、 「検索条件」テキストボックス右側の「
詳細検索
」をクリックしてください。雑誌のタイトル名、出版社名、ISSNを指定して検索することができます。
個々の雑誌を探すときの基本は「ABC順リスト」からの検索ですが、出版社が分かっている場合には、
サイト別リスト
から利用できる場合もあります。
※「ABC順リスト」のさらに詳しい利用方法は、こちらの
ユーザマニュアル
(提供:EBSCO社。A-to-Zは製品名です)をご覧ください。
■3-2.ステップ・アップ■
「ABC順リスト」から、目的の論文は見付かったでしょうか。見つからなかったとしてもここであきらめないでください。
論文が見つかった人も、ほかにも面白そうな論文がないか、もっと探してみましょう。
「ABC順リスト」には
新潟大学で契約している電子ジャーナルのタイトルが掲載されており、たしかにこのリストからだけでもたくさんのタイトルを検索することができます。
しかし、「ABC順リスト」のほかにも、以下のようなツールを使うことにより、さらに検索の幅を広げることができます。
- 無料で公開されている電子ジャーナル(フリーアクセス)
- オープンアクセスとも呼ばれる、無料で公開されている電子ジャーナル。「ABC順リスト」には一部掲載されている。
- リンク集
- フリーアクセスの電子ジャーナルを収集したものや、特定の分野に特化したものなどがある。
新潟大学で契約しているタイトルであれば、そこから直接フルテキストにアクセスできる。
契約していないタイトル(有料)であっても、抄録や書誌データは無料で提供されている場合がほとんどであり、
論文の内容を確認することができる。
- データベース
- 一定の方針に従いデータを収集・組織化、検索できるようにしたもので、
文献データベースの中には、フルテキストへのリンク機能を持つものもある。
また、新聞記事や判例を探せるデータベースもある。
無料で公開されている電子ジャーナルおよびリンク集は
「フリーアクセス/その他の電子ジャーナル情報源」
から、データベースは
「データベース」
から利用できます。
■3-3.電子ジャーナルの限界■
新潟大学では、契約している電子ジャーナルのほかに無料で公開されている電子ジャーナルも含めて、
相当数の電子ジャーナルを利用することができますが、それでも全ての論文をインターネット上で入手することは困難です。
- もともと電子ジャーナルがないタイトルである
- オンライン有料で、新潟大学では購入していない
- 「ABC順リスト」にタイトルが掲載されているが、目的の論文の出版年が古いため電子ジャーナルで提供していない
このような場合には、原点に立ち戻って冊子体の雑誌があるか
OPACで検索してみましょう。
新潟大学で所蔵していない場合でも、他館が所蔵していればILL(図書館間相互貸借)を利用して、論文のコピーを取り寄せることもできます。
電子ジャーナルは決して万能ではありませんが、便利なことは確かです。
今まで説明したように論文を探すだけでも良いですが、もし特定のタイトルを頻繁に利用する場合には、
「アラート機能」
を利用することもできます。これは、多くの出版社が提供しているサービスで、予め自分のメールアドレスを登録すると、
最新号が掲載されたときにメールで通知してくれる機能です。
ほかにも各出版社が独自に提供している便利なサービスがありますが、残念ながらそれら全てを紹介することはできません。各自でマニュアルやサポートページを見ながら、どのようなサービスを利用できるか確認してください。
電子ジャーナルについてご不明な点がございましたら、
附属図書館雑誌情報係(内線6222)まで
気軽にお問い合わせください。なお、
FAQでもよくある質問に対しての回答を掲載しておりますので、
ご参照ください。
電子ジャーナルについて、よくある質問についてまとめてみました。